日々の開発によって機能面や価格面もより魅力的となってきた食器洗い乾燥機(食洗機)。
最近では料理をされる奥様だけでなく、お皿洗い担当( ? )のご主人様が導入を希望される事例も増えているとか・・・(笑)。
自宅のキッチンに新たに「食器洗い乾燥機」を後から取り付ける方法としては、大きく分けて「ビルトインタイプ」(埋込み型)と「卓上タイプ」(据置き型)」とがありますので、それぞれの費用につきましてご説明させて頂きます。
ビルトイン食器洗い乾燥機を取り付ける費用
ビルトインタイプの食器洗い乾燥機は、やはりキッチン本体にすっきりと埋め込む事が出来、邪魔にならないのが魅力です。ただし、その分キッチン全体の収納力は減ってしまいますので、その点は事前に考慮しておきましょう。
前面パネルにつきましては、キッチンと同カラーの面材パネルが現行品として販売されている場合は、そのパネルを挟み込んで設置する事が可能です。廃盤となっている場合は、ブラックやシルバーなどで対応するケースが多くなります。
ビルトイン食器洗い乾燥機の金額につきましては、「商品価格」+「工事費用」となります。
仕様も様々ですので、ここでは2通りのプランで費用をご紹介致します。
工事内容の内訳としましては、既存のキャビネット撤去後に電源(単相100V)をつなぐ工事、配管をつなぐ工事(給湯・排水)などが必要となります。
■スタンダードタイプの設置
【 スライドタイプ / 幅45cm / コンパクトタイプ / 42ℓ(約5人分) / ブラック 】
・・・22~25万円位
■よくばり機能付きタイプの設置
【 スライドタイプ / 幅45cm / ディープタイプ / 57ℓ(約5人分) / オートエコ機能 / 強力洗浄 / 収納力向上 / シルバー 】
・・・28~31万円位
また、別途部材が必要となりますが、他にも条件を満たせばシンクの下にも食器洗い乾燥機を設置する事が可能です。更には、コンパクトなスペースに設置できる幅30cmの商品や、幅60cmのワイドタイプの商品もございますので、状況に応じてご検討頂ければと思います。
卓上タイプの食器洗い乾燥機を取り付ける費用
商品本体は、量販店やインターネットでも多く販売されており、安いものなら4~5万円位からご購入できると思います。弊社でご購入頂く事も可能ですが、量販店様などの方が数を多く扱っている為、お安くご購入頂ける事と思います。
食器洗い乾燥機はビルトインタイプも含めて、本体に「お湯(給湯配管)」の接続が必要となります。(排水に関しては、シンクにそのまま流す形となっています。)
そこで、今回はキッチン用の水栓から分岐する事無く、シンク近くの別の位置に食器洗い乾燥機専用の水栓を設置する方法にて費用を算出したいと思います。
・水栓器具(食器洗い乾燥機用分岐止水栓) 5,000~6,000円位
・取付費(給湯配管工事、穴あけ工事、水栓器具取付費) 30,000円位
以上合計で、3~4万円位となります。
ただし、注意点としましてキッチンの天板カウンターが人造大理石など場合は、穴あけが簡易に行えない素材となりますので、事前確認や別途費用が必要となります。また、設置する据置きタイプの食器洗い乾燥機用のコンセントが近くに無い場合は、電源の確保として新たなコンセント設置費用が必要となります。
食器洗い乾燥機の後付けリフォーム事例
上記でご紹介した概算金額に近いリフォーム事例を、ピックアップしてご紹介させて頂きたいと思います。
■東京都品川区K様のビルトイン食器洗い乾燥機取り付け事例
「ビルトイン食器洗い乾燥機本体価格 17万円」+「扉面材パネル価格 1万円」+「取付工事費用 10.7万円」
合計28.7万円
《食器洗い乾燥機のサイズ》 幅45㎝ディープタイプ
《食器洗い乾燥機の近いプラン》 よくばり機能付きタイプ
《プラン例との主な違い》
・正面のパネルがシルバーではなく、キッチンの面材を購入して、はめ込むタイプです。
《費用考察》キッチンのスライドドアを、高性能の食器洗い乾燥機に変更した事例となります。キッチンが比較的新しい商品の場合、メーカーにキッチンと同じ面材が販売されている為、そちらを1万円程度で購入して、見た目も統一できた事例となります。取付工事費用には、解体工事・取付工事・配管工事の他に、ブレーカーの増設や専用回路コンセントをキッチンまで延長する電気工事などが含まれております。