防音ルームの増築
- 50代
- 東京都
- 女性
- 作成日時 : 2018/09/16 10:15
- 戸建
- 金額
- 増築
- 防音/遮音
庭の部分に増築で防音ルームを作ると予算はどのくらいかかりますか?三畳くらいのスペースです。
山商リフォームサービスからの回答
お問い合わせ頂きまして有難うございます。
庭に3畳の防音ルームを増築されたいという事ですので、ここでは主に「遮音材」を利用した防音対策をご紹介させて頂きます。
費用算出にあたり、まず始めに「■ 通常の仕様で3畳増築した場合の費用」をご紹介させて頂きまして、その次に「■防音室にする為の追加費用」をご紹介させて頂きたいと思います。その両方を合算頂いた金額が、3畳防音ルームの増築費用となります。
尚「■防音工事費用」につきましては、下地材・仕上材の両方に遮音材を導入するプランと、下地材にのみ遮音材を導入するスタンダードなプランをご紹介させて頂きます。最終的にはその違いで35万円程の金額差が生じておりますので、用途やご予算に合わせて検討頂ければと思います。
それではまず、増築工事費用から申し上げます。
■3畳洋室 増築工事
・解体工事 100,000円
・基礎工事 40,000円
・木工事 600,000円
・板金工事 150,000円
・屋根工事 80,000円
・左官工事 30,000円(基礎部分)
・サッシ工事 120,000円(2重サッシを採用)
・電気工事 50,000円
・内装工事 80,000円(増築部:壁と天井の仕上げ工事費用は除いております。)
・内装工事 60,000円(既存部:増築部と隣接する部屋の内装補修工事)
諸経費5%を合わせまして、合計1,380,000円位となります。
続きまして、遮音ルームにする為の費用を2パターンご紹介します。
■「遮音下地材」+「遮音仕上げ材」の場合
[材料費]
・吸音ウール(下地木材の隙間を埋める吸音材):35,000円
・遮音下地パネル:壁・天井93,000円 + 床33,000円
・遮音仕上げ材:天井36,000円 + 壁172,000円
・専用部材(遮音コーキング・遮音シート等):13,000円
・防音ドア 200,000円
[大工手間]
・床/壁/天井 施工費 250,000円
・室内防音ドア設置工事 50,000円
諸経費5%を合わせまして、合計926,000円となります。
■「遮音下地材」+「通常のビニールクロス(壁紙)仕上げ」の場合
[材料費]
・吸音ウール(下地木材の隙間を埋める吸音材):35,000円
・遮音下地パネル:壁・天井65,000円 + 床33,000円
・ビニールクロス仕上げ 28,000円
・専用部材(遮音コーキング・遮音シート等):13,000円
・防音ドア 363,000円
[大工手間]
・床/壁/天井 施工費 120,000円
・室内防音ドア設置工事 50,000円
諸経費5%を合わせまして、合計570,000円となります。
※いずれのプランも、床の仕上げ材は一般的なフローリングを利用しますので、前述の増築工事費用に含めております。
ほぼ全て0から作り上げる「増築工事」は、新築と同様の費用感となってしまいます。今回はそれを「防音室」仕様にしますので、3畳という部屋の広さで考えますとかなり割高な印象を受けてしまうのではないでしょうか。ただし防音室の造作は、それ位の費用がかかってくるのが事実です。
通常の部屋と違い、床・壁・天井を2重・3重構造にしますので、その遮音材の費用はもちろんの事、その分の手間賃もかかる計算となります。また、音は開口部から漏れやすい事もあり、窓は2重サッシを採用し、入口は防音ドアの導入が一般的です。
防音性能については、ある程度の効果までは費用をかけた分だけ音漏れ軽減が期待できます。シアタールーム・ピアノ室などの用途や、近隣住宅との距離といった環境も含めて、しっかりとプランを検討していく事となります。