耐震診断,補強
- 60代
- 埼玉県
- 男性
- 作成日時 : 2023/11/25 22:04
- 戸建
- 金額
- 耐震
築29年,約32坪の2階建て,木造在来工法の家です.
仮住まいすることなく行える耐震補強方法と,およその費用はどの程度となるのでしょうか?
また,ある程度の耐震性能がある場合(一応安全と判断された場合),制振工法を検討した方がよいのでしょうか?その場合費用はどの位となりますか?
以上よろしくお願いします.
山商リフォームサービスからの回答
お問合せ頂きまして有難うございます。
耐震リフォームの方法についてですが、本格的な耐震補強を実施する場合、耐震計画をもとに筋交いや構造用合板などの耐力壁を設計に基づいて補強していきます。
その為には、少なくても室内側の1階と2階の床・壁・天井を全て解体しまして、柱や土台といった構造部分が露出する状態にした上で金物補強していく必要がありまして「住みながら」というのは難しい規模のリフォームとなってしまいます。
あくまで「住みながら」という事ですと、案は限られてきてしまいますが、例えば、もし屋根材が陶器瓦やセメント瓦などの場合でしたら、金属屋根やコロニアル屋根、リッジウェイなどの軽量な屋根に葺き替える事で耐震対策になります。費用としましては、お選びになる屋根材や屋根形状にもよりますが、仮に70㎡位としますとリッジウェイやコロニアル屋根でしたら100-120万円くらい、ガルバリウム屋根でしたら150-170万円くらい(足場代及び養生費は別途。建物形状によりますが、20-30万円位と予想)になるのではないでしょうか。
その他には、大建工業の「かべ大将」という商品をご紹介させて頂きます。条件を満たせば、部屋の1室で耐震補強を行うことができる商品となっております。
費用については状況によりますので一概には言えませんが、室内壁と天井の部分的な解体工事や補強工事の他に、その1部屋まるごとの内装工事が発生しますので、1部屋(補強1箇所)あたり50-100万円くらいはかかってくると予想します。
ただし、冒頭にお話しさせて頂きましたとおり耐震リフォームの本質としましては、やはり全体的なスケルトン(またはインナースケルトン)の大規模リフォームと同時に行う事をお勧め致します。その際は、あくまで「一般診断」の範囲とはなりますが、弊社で導入している耐震診断ソフトの結果をもとに全体的な耐震補強の設計を無料にてご対応させて頂いております。
また、制震(制振)工事については、耐震補強工事よりもさらに高額な費用の工事となりますので、正直なところで弊社ではご提案をさせて頂いた事や実績などはありません。
以上、ご参考にして頂ければと思います。
よろしくお願い致します。