トイレで水回り用の穴あき車椅子の使用できる面積とドアの形状
- 60代
- 神奈川県
- 女性
- 作成日時 : 2016/01/02 22:14
- マンション
- トイレ
- バリアフリー
- 賃貸
現在築30年のマンションのトイレのリフォームについての質問。トイレの面積が124cmx124cm、ドア幅は60cmしかありません。トイレの前の廊下幅は120cm。トイレの反対側は寝室です。夫が要介護で、水回り用の車椅子の使用を考えていますが、トイレの面積をどの程度広げればよいのでしょうか。現在のトイレはinaxのsatisです。
山商リフォームサービスからの回答
マンションの場合ですと、確保できるスペースに限界があるかもしれませんが、出入口の有効幅員は750mm以上、建具は「引き戸」か「外開き戸」が基本です。寝室とトイレは近いことが望ましいので、その点は問題無いようですが、トイレ内の広さは長辺が内法寸法で1300mm以上が必要となり、便器の隣か正面に500mm以上の介助スペースを確保したいところです。
現状のご自宅のトイレの場合、入り口ドアとトイレ内の広さの部分で必要なスペースが確保できていない様ですので、周辺のレイアウト状況によって間取り変更を検討したいところです。便器自体は温水洗浄便座タイプの洋式便器ですから、この点は問題ありません。その他には、L型の手すりを設置したり、車椅子と便座の高さを揃えると介助の負担が軽減できると思います。
正面の廊下は1200mmと比較的広く、回転に必要な幅(1500~1800mm)には至っていないものの、90度方向転換に必要な900mmは確保できておりますので、場合によってはリフォームの際に廊下の一部をトイレに取り込む事ができるかもしれません。
以上をご参考にして頂ければと思います。
実際に弊社にご依頼頂いた際は、現地で生活状況や間取りなどを確認させて頂きながら、スペースやコスト面で工夫を取り入れたご提案ができればと思います。