壁貫通タイプの給湯器とユニットバス
- 50代
- 埼玉県
- 男性
- 作成日時 : 2017/11/17 11:27
- マンション
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10年近く前だと思いますが、地元の工務店にお願いして、お風呂の中にあったバランス釜を壁貫通タイプの給湯器に変更して、その空いたスペースを使って大きめの浴槽を設置しました。
次はできれば、ユニットバスにリフォームしようと考えている(今はタイル)のですが、その場合、給湯器はどうなるのでしょうか?素人考えですが、ユニットバスで隠れてしまう気がするので、移動できないとユニットバスにはできないのでしょうか?壁だけ取り外すとかできるのですか?
前回のリフォームの際に、その工務店の人が「移動できる場所は無い」から壁貫通タイプと言われています。自宅はマンションの3階です。
山商リフォームサービスからの回答
現在、浴室内の壁の中(もともとは以前に設置されていたバランス釜の排気ダクト用の穴)のスペースを利用して、壁貫通タイプの給湯器が設置されている状況ですね。おそらく給湯器の下半分が、浴槽に隠れる様な位置に設置されている事と思います。
これをユニットバスに変更した場合、壁の裏側に給湯器が隠れてしまうのではないか、という疑問についてご回答をさせて頂きます。
ユニットバスは浴室の内側に箱(ユニット)をはめ込む様な設置方法となりますので、通常通りの設置方法ですと、お客様の予想通りユニットバスを解体しない限り給湯器のメンテナンスができなくなってしまいます。残念ながらユニットバスの壁だけ取り外す事はできません。
その為、ユニットバスの各メーカーでは、壁貫通タイプの給湯器に対応した専用のオプション品を用意しておりますのでご安心下さい。ただし、全てのシリーズで導入されている訳ではありませんので、商品選びには注意が必要です。
例えば、TOTO㈱の商品で確認致しますと、カタログ「マンションリモデルバスルーム」に掲載されているWGシリーズ・WBシリーズ・WTシリーズ・WHシリーズの中で、壁貫通タイプの給湯器に対応できるのはWBシリーズのみとなります。
また、デメリットとなる点についても事前理解が必要でして、今後、給湯器の交換を行う場合は、別途ユニットバスメーカーの指定工事店を手配して、浴槽の着脱作業を行って頂く必要があります。これには費用がかかってしまいますので、屋外などメンテナンスがしやすい環境にある給湯器と比べますと、その都度費用や手間が生じてしまう事となります。
今回の浴室リフォームの際に、給湯器を屋外のメンテナンスのしやすい位置へ移動させる事ができれば理想的です。これが可能かどうかは、プロの現地調査が必要となりますが、お客様ご自身で可能性を探る方法としましては、同じマンション内で、給湯器を屋外(ベランダや廊下側の壁)へ移動した事例が無いかどうかという事です。同じ間取りかどうかにもよりますが、もし他の居住者で実現できているケースがあれば、給湯器を屋外に移動できる可能性が高まります。
仮に以前リフォームされた工務店の担当者様が仰る通り、給湯器の移動がどうしても難しい場合は、今回のご説明の通り、壁貫通タイプの給湯器設置とそれに対応したユニットバスの組み合わせが1つの方法となります。